スコットランドの奇妙な結婚の風習

北西ヨーロッパにあるスコットランドは、グレートブリテン島の北部を占める国です。
日本人にとっては、バグパイプとキルトやスコッチウィスキーなどがなじみ深いところでしょうか。
有史以前から続く長い歴史によって育まれたスコットランドの伝統文化には、独特なものがあり、私達から見ると正直なところ奇妙としか言いようのない風習が存在しています。
その一つが結婚式の中にも表れています。
スコットランド地方においては、新婚の新郎新婦に対して真っ黒な液体を頭から被せるという変わった祝福を行います。
新婚でうらやましいから嫌がらせで行うということでは無いようで、ちゃんとした意味があるそうです。
それは、新郎新婦が夫婦になる前に、それぞれが「最後の赤っ恥を掻くため」に真っ黒い液体を被せるというのが理由なんだとか。
嫌がらせに見えなくもないですが、結婚式の前の日に焼いた豆や卵を煮込んだものを用意し、それを町中の人が祝福しながらかけてくるのを、新郎新婦が一生懸命逃げ回るのだとか。